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mc1397

2015年03月22日

一般質問を行いました

平成27年3月19日(木)一般質問を行いました。その全文を掲載します。
1文化の香り高いまちづくりについて
(1)伝統や歴史を守る文化についての取組はどうであるのか

 今回は、文化を通じてのまちづくり、この4年間の一般質問のうち項目を絞って、その後の進捗状況などを再度問うというもので、この2つについて、考えてみたいと思いますのでよろしくお願いします。最初に、1文化の香り高いまちづくりについてであります。今まで様々な切り口から、まちづくりの活性化や「住み続けたい」「住んでよかった」と思えるまちづくりについて質問をしてきましたが、今回は、岩倉に愛着と誇りを持ち、岩倉のまちを市民自身が発信をすることにより、文化によるまちづくりを進めてはどうかという視点からの質問であります。いまではあまり語られることが無くなりましたが、21世紀の3つのまちづくりの哲学というものがありまして、これは市のホームページに掲載されております。一つは人に優しいまちづくり、二つ目は自然とともに生きるまちづくり、そして3つ目が文化の香り高いまちづくりであります。この文化の香り高いまちづくりについて、ホームページでは「伝統や歴史を守る文化、市民が生み出す新しい文化。市民一人一人の何かを表現したいという気持ちを応援し活動を育んでいきます。」と説明してあります。市民が生み出す新しい文化は市民の創造性により、文化・芸術などにおいて素晴らしい活動が展開されておりますが、一方、伝統や歴史を守る文化はどうでしょうか。岩倉の歴史は古く、伝統や歴史、文化にあふれる土地であります。そこで最初の質問は、(1)伝統や歴史を守る文化について、どのように取り組まれているのかをお聞きします。
 岩倉市が誇るべき伝統や歴史としては、市指定文化財である三町の山車を繰り出す山車まつり、県指定史跡である大地遺跡等の史跡、織田伊勢守・山内一豊等の郷土の偉人、並びにこの地域の日常生活の歴史を垣間見ることができる郷土資料室に収蔵された多くの民具等が数多くあります。それら全ては、岩倉市の誇るべき伝統や歴史として守り継がれたものであり、更に未来に継承していかなくてはなりません。そのためには、文化財の維持管理における財政面の問題や、伝統文化の後継者の問題などハード・ソフト両面において課題もありますが、山車の修繕や民具のデータベース化、それらのホームページ上での紹介などの取り組みを進めることで、保全や学習機会を提供し後世へと引き継いでいきたいと考えております。

(2)誇るべき歴史や伝統、慣習を伝えよう
①学校教育において、子どもたちに岩倉の歴史や文化、伝統、慣習、自然環境などをどのように教えているのか
 誇るべき伝統や歴史を守り引き継ぐには、維持管理などの保全とともに、伝えるという学習機会が大変重要であります。そこで次に(2)誇るべき歴史や伝統、慣習を伝えよう、で具体的にお聞きします。岩倉には、歴史の中で培われてきた、誇るべき伝統や慣習は沢山あります。祭りや山車、郷土料理、各町内での行事など残すべき歴史、伝えるべき歴史があります。それらには、その土地の人が紡いできた物語があり、今の私たちの暮らしに繋がっております。子どもたちや市民に故郷の歴史とその価値、誇りをきちんと伝えていくことが、まちへの愛着と誇りを持つことにつながると考えます。そこで質問ですが、①学校教育において、子どもたちに岩倉の歴史や文化、伝統、慣習、自然環境などをどのように教えているのか、お聞きします。
 学校教育において、まず、小学校1,2年生では、岩倉の施設や歴史などをおおまかに学びます。特に、2年生の生活科では「まちたんけん」と称して、小人数のグループで岩倉市内を実際に見学し、地域の方々とふれ合いながら、岩倉市を肌で感じさせます。また、いわくら塾や地域の方を招いて、伝承遊びや岩倉の昔話などにもふれさせています。3年生では、副読本「わたしたちのまち いわくら」を活用して、岩倉の自然や施設、産業、生活、歴史、伝統などを詳しく学びます。ここでは、主に自分たちで課題を設定し、学習計画を立て、施設や事業所などを実際に訪問、見学しながら学習を進めます。4年生では岩倉市の学習を愛知県に発展させ、5、6年生では、日本の地理、歴史、産業、生活等に目を向け、岩倉市を見つめ直します。中学校では、1年生で「岩倉探訪」と称して、市内の史跡や公共施設、事業所などを回り、直接話を聞いたり、実際に体験したりして、小学校での学習を深めています。また、教職員の研修として、岩倉市に初めて赴任された先生方を対象に、毎年夏季休業を利用して「郷土学習会」を実施しています。市内の公共施設や文化施設、歴史、伝統、産業など現地を見学したり、関係者の話を直接聞いたりして研修を深め、子どもたちへの指導に役立てています。

②生涯学習において、市民に岩倉の歴史や文化、伝統、慣習、自然環境などをどのように知らせているのか
 次に同様な質問を生涯学習ではどのように市民に知らせているのか、お聞きします。
 生涯学習において、生涯学習センターで開催される生涯学習講座を始め、山車の巡行やからくり・お囃子の実演、史跡公園並びに郷土資料室の展示などは岩倉市の歴史や文化・伝統等を学ぶ場として、多くの方に活用していただいております。また、書物としても「岩倉市史」を始め、「岩倉の自然を訪ねて」、「尾張野風物詩」等市民向けに販売をしているほか、図書館にて閲覧・貸出も行っておりますので、積極的にPRと活用に努めていきたいと考えております。

(3)岩倉版妖怪ウオッチで、まちを活性化してはどうか
①妖怪ウオッチ現象をどう見るのか

 ここまでは、現状の取り組みをお聞かせいただきました。提案も含めて、具体的な質問をさせていただきます。昨年から小学生を中心として妖怪ウオッチが大流行しております。小学生のお子さんやお孫さんをお持ちの方は結構振り回されているのではないかと思います。妖怪ウオッチとは一体何か、分からない人がいるかもしれないので、説明しますと、(モニター使用)今画像で写しているものは、子どもたちの間で大人気の「ジバニャン」です。猫の妖怪で、車に轢かれた猫が地縛霊となった存在です。ジバニャンの上のお化けのQ太郎みたいなものが「ウィスパー」で、主人公を妖怪ワールドへと導いた妖怪執事といわれる幽霊のような容姿の妖怪です。左側の少年が主人公のケータで、普通の町の普通の小学5年生で、ある夏の日、主人公のケータは虫取りをしている最中に妖怪執事のウィスパーと出会い、妖怪を見ることができる妖怪ウォッチを手に入れ、至る所に出没する妖怪と友達になり、時には彼らと協力して、町の人々の悩み、問題を解決しながら物語を進めていく作品であります。日本人は昔から妖怪好きなところがあり、里山や鎮守の森のように自然とともにある生活の中で、解明ができない自然現象や物、人に対しての恐れ、畏怖などを妖怪の仕業とすることにより、日常生活内で発生する理解できない状況をそのまま放置して不安にとらわれてしまうのではなく、「妖怪のせいでこんなことが起きた」と納得して、自分自身の心の安寧を保ったと思われます。古代、中世の書物にも妖怪という言葉が出て来るし、特に江戸時代は出版文化の進展とともに、北斎漫画や百鬼夜行図などの文献が発刊されていました。現代においても、民間伝承の古典的な妖怪だけでなく、口裂け女、トイレの花子さんなどの妖怪が誕生しており、テレビでも皆さんご存知の「おばけのQ太郎」や「ゲゲゲの鬼太郎」が創作され、私と同世代の人は夢中になったのではないかと思います。話を戻しますが、専門家によると、妖怪ウオッチが子どもたちに大人気なのは理由があるそうで、簡単に言うと、日本人が大好きな「妖怪」と、「ポケットモンスター」のような愛らしい妖怪の設定、そして「ドラえもん」のような物語性が「妖怪ウオッチ」にはあり、それが子どもたちの支持を得ているとのことであります。長々と説明しましたが、そこで質問は、こうした子どもたちの妖怪ウオッチ現象というものを学校教育ではどのように見ているのか、お聞きします。
 現在「妖怪ウオッチ」は、大人を巻き込む社会現象になっています。人気関連グッズの入手は困難なようですし、メインキャラクターを妖怪ウオッチに変更した外資系ファーストフード店もあります。これまでも「ドラゴンクエスト」や「ポケットモンスター」など一世を風靡したキャラクターはありましたが、「妖怪ウオッチ」はそれらを越えるのではないかと言われています。その要因としては、自分が住んでいる町を舞台とし、主人公は敵と戦うことをせず、町の中にいる妖怪と出会い、友達になっていく物語であること。出て来る妖怪も、低年齢層にも愛される可愛らしいものが多いことなどがあるようです。学校教育という立場で考えても、競争や対立といった要素を薄めている点や一話一話の発するメッセージは評価できると思います。実際、学校現場では小学校低学年を中心に話題になっています。その親しみやすいキャラクターから委員会活動や行事などでは、マスコットや登場人物の一人として出演し、会を盛り上げることに一役買っています。また、授業では教具の一つとして効果的に用いる先生もいます。活字離れ対策として、小説版の「妖怪ウオッチ」を図書館に揃えたところ、常に貸出状態になるほどです。同様に、小学校中・高学年では、科学的な漫画である「サバイバルシリーズ」や小説版の「ワンピース」が人気となっています。学校教育でも、社会の動きを的確につかみ、それらの背景をとらえながら、効果的な教育活動を推進していくことが必要であると考えています。

②岩倉版妖怪ウオッチを発掘し、まちを活性化しよう
 学校教育でも、社会の動きを的確につかみ、効果的な教育活動を推進していくことが必要と前向きに評価する答弁であったと思います。これが否定的な答弁ですと、次の質問はしづらいところでしたが、安心して次の質問へ入ります。妖怪でまち起こしをしようということです。もうすでにゲゲゲの鬼太郎でまち起こしをしている鳥取県境港市の事例もありますが、伝承を掘り起こして、岩倉版の妖怪をウオッチするものであります。平成26年12月24日付けの中日新聞で、愛知県の中学教師ら「妖怪愛好家」が「あいち妖怪保存会」を結成し、「妖怪を通じて地元を楽しもう」という方針で各地の地誌などを調べて妖怪にまつわる記述を分析し、インターネットでの紹介や子供向けの紙芝居といったイベントを開いて情報発信しているとの報道がありました。保存会の共同代表の方は「失われてしまった文化をたどるのは難しいが、物白いものなら後世に残る。多くの人に楽しんでもらう仕掛けを作りたい」と紹介してありました。では岩倉の歴史の中で妖怪と言われるものはあるのだろうかと市史を見ましたら、下巻の第二節伝承と俗信のページに出てくるんですね。曽野町郷前の「ろくろく首」とか八剱町の「長遠寺淵の大蛇」とか「真光寺のたぬきときつね」とか中本町の神明太一社に伝わる「悪病よけの霊鳥」と「悪病よけの人魚」など24の伝承と俗信が記述してあります。こうしたものを岩倉版妖怪ウオッチとして、童話風にまとめて広報紙に載せたり、駅前にモニタースクリーンを設置して流したり、インターネットで発信したりして、まちの活性化に活用してはどうかと考えますが、どのようにお考えでしょうか、お聞きします。
 岩倉においても昔から伝わる俗信の中には、「ろくろく首」、「長遠寺淵の大蛇」の他にも、「化け猫」、「ひとだま」といった妖怪の類もございます。これらは、岩倉における歴史的・民族的な資料として「岩倉市史」においても紹介しておりますが、伝承の一部は、図書ボランティアにより子ども向けの大型紙芝居に編集し活用しているほか、図書館で一般向けに貸し出しもしており、多くの利用がございます。「妖怪ウオッチ」は、子どもを中心にゲームやアニメで大ブームとなっております。この機会に岩倉の妖怪をもっと身近に感じていただけるような紹介方法を研究していきたいと思います。

(4)まちの物語を作り、発信しよう
①まちの物語を作ってはどうか

 先程の妖怪ウオッチでも触れましたが、市史には、地名の由来とか、伝承・俗信が記述されています。今回、一般質問をするに当たり、久しぶりに市史を読み返してみました。面白い内容がたくさんありますが、正直、難解な文章なので、もっと分かりやすく、子どもも読めるような童話風な物語にしてはどうかと思います。ここで本年1月27日付け朝日新聞の記事から江南市の事例を紹介します。江南市は市制70周年の記念事業として江南の昔話を語り継ごうと、昔話を集めた冊子「こうなんむかしばなし」をNPO法人「子どもと文化の森」という団体が担当し作成したとのことです。作成に当たったNPO法人の代表は「脈々と受け継がれる歩みを若い親や子どもたちにも感じてもらえたら。子どもの読み聞かせに使ってほしい」と述べております。話を戻しますが、岩倉市の各町には地名の由来があると思います。一例をあげると、石仏の由来は、市史下巻にも「稲原寺の石仏」の見出しで記述はありますが、石仏町自警団が40周年記念誌として「歌舞伎 ザ・いしぼとけ」という冊子を発行し、絵付きの童話風に分かりやすく、石仏の由来をまとめております。また、自警団の方々が地元で歌舞伎を演じたとのことであります。石仏の地名の由来は、要約して説明しますと、村人が田んぼの中に埋まっている観音様を見つけ、お寺にまつりましたが、不作になると村人は観音様の悪口を言うようになり、和尚さんの枕元に観音様が現れて、「私は前立ちで、私の下に石のほとけ様がおられます。前立ちの私をおまつりしたので、ほとけ様が気を悪くされた」と告げました。観音様のいうとおり田んぼを掘ると、今度は石のほとけ様が現れ、村人はお寺におまつりし、村人は、おがんでいるだけで幸せになり、村の名は石仏村になり、村は石のほとけさまに守られているという話であります。石仏の方々がこうした素晴らしい物語を作って見えます。現在の岩倉市は、近世、江戸時代の頃は12の村であり、村の地名の由来もあったと思います。その後、明治時代の合併、昭和の合併により現在の岩倉市となっております。岩倉市は昭和時代の高度成長とともに進展し、新しい住民と旧の住民が融合する生活都市となり、現在に至っていると思います。日本全体が少子高齢化の時代を迎えている現在、地域のコミュニティのあり方、故郷岩倉への愛着と誇り、引き続き「このまちに住みたい、住み続けたい」と感じるためには、住んでいるまちを知ることは大切なことと考えます。我が町への想いや郷土愛を深め、コミュニティを維持・向上させるためにも各町の地名の由来や歴史、良さ、自慢などを物語としてまとめてはどうでしょうか、お考えをお聞きします。
*質問は画像を使いながら行いました。
 岩倉にちなんだ物語には、古くからの「言い伝え」として語り継がれてきたものが、「岩倉市史」に伝承・俗信として紹介されており、先ほども答弁しましたが、これらの一部は、大型紙芝居に編集され、図書館で一般向けに貸し出しをしております。また、岩倉にちなんだ物語を「母さんの声―岩倉の創作童話―」がございます。これは一般公募により物語を募集し、住んでいる地域へ愛着のこもった創作童話集として制作し販売しております。これらの利活用に併せて、新しい取り組みも研究していきたいと考えています。

②岩倉・岩倉人の物語を公募してはどうか
 新しい取り組みも研究したいとのことですが、27年度の課題として、市民参加条例の制定があります。これからはいかに市民の参加を得ていくのか、その参加をどのように担保するのかが問われますが、このまちの物語も、何も行政の専売特許ではないので、市民の参加により物語を作っていくことも、研究していただければと要望しておきます。過去、現在、未来の岩倉という地域や岩倉に住んでいる人を対象にした、岩倉・岩倉人(いわくらびと)の物語を市民から公募してはどうでしょうか。自治体が行っている公募のものとしては、福井県丸岡町の「一筆啓上」が有名ですが、個人の体験、家族のこと、偉人伝、岩倉の地域に関すること、埋もれかけている話、未来予想などジャンルを問わず、広く市民から公募し、市民共有の情報として提供することにより、自らの足元を見つめ直し、郷土愛を深めることにつながると思います。こうしたやり方も地域再生、地域活性化の一つの方法と考えますが、岩倉・岩倉人の物語を公募するという提案について、どうお考えになるのでしょうか。お考えをお聞きします。
 現在販売中の書籍に「尾張野風物詩」がございます。これは、岩倉での筆者の体験談や当時の暮らしぶりなど何気ない一コマがエッセイ集としてまとめられており、当時の情景を知る貴重な資料となっております。日々の出来事や体験談、その時代の偉人伝などは、年月を経ればいずれは埋もれてしまうことから、その時代の岩倉を知るうえで後世に語り継ぐべき貴重な情報であると思われます。広く市民から情報を募集し提供することは、郷土愛を育むうえでも有用でありますので、情報収集をはじめ取りまとめ方法等を調査していきたいと考えます。

③地域文化のまちづくり団体を育成してはどうか
 先ほども述べたように、いずれ市民参加が広く問われることになると思います。行政から市民への呼びかけ、市民から行政への呼びかけ、市民同士の呼びかけなど多様性ある市民参加が求められる時代となりますので、行政からの一方的な方法だけではなく、その点も踏まえての調査研究をお願いしたいと思います。これまでに述べましたように岩倉の歴史は古く、残すべき文化、後世に伝えるべき歴史は多々あると思います。文化財に指定されているものは維持されても、語り継ぐ人や文献が失われてしまうと、文化は途絶えてしまいます。直近の例でも東日本大震災において文化財や文献などの破損や滅失という教訓があります。私たちの地域もいつ南海トラフ巨大地震や直下型地震で被害を受けるか分かりません。地域文化を守り、文化の香り高いまちづくりを進めるためにも、地域文化のまちづくり団体の育成に取り組んではどうでしょうか、お考えをお聞きします。
 地域文化や歴史に関わる市内の活動団体には、いわくら塾を始め、岩倉市郷土研究会、岩倉民具研究会等がございます。これらの団体は、史跡や文化財のガイド、歴史研究、講演会の開催、民具等の企画展の運営など、この地域の歴史や文化に関わる様々な活動をしております。これらの市民による自発的な活動は、古くからの岩倉の歴史や文化を後世に残していくために大切な役割を担っておりますので、地域文化のまちづくりに資するよう今後も継続して支援をしていきたいと考えます。

まとめ 答弁にありましたように、この3月にも郷土研究会の公開講演会、民具研究会の岩倉民俗資料企画展(暮らしの食文化展)、地域福祉計画推進事業の第3弾史跡巡りが実施されております。こうしたイベントは、市民が参加し学習する場として大切なことであると思いますので、今後も進めていただきたいと思います。文化の香り高いまちづくりについて質問し、感じたことは、時代の移り変わりの中で産業構造が変化し、都市の中での人と人の繋がりの空洞化や荒廃が問題となる中、従来の方法で産業振興や地方創生を進めることは難しいと思います。様々な問題を解決するには、経済と利便性の論理だけでは限界があるのかなとも思います。文化芸術の持つ多面的な柔軟性と創造性のパワーが、まちの活性化に一役を買っていくのではないかと考えますので、「文化の香り高いまちづくり」をさらに一層進めていただくことをお願いし、次のテーマに移ります。

2この4年間における一般質問を再度問う
この4年間、毎定例会において一般質問を行わせていただき、様々な問題について質問や提案をさせていただきました。議員としての任期は後1か月余りとなりました。この4年を振り返りまして、私の意見や提案がその後どのように調査研究され、検討されたのか、その進捗状況や改善状況についてお聞きしたいと思います。全部取り上げると時間オーバーになりますので、特に関心が強い項目に絞ってお聞きします。
(1)まちづくり市民員会について
①まちづくり市民委員会をどうするのか
 これは平成23年9月定例会で質問したもので、「第4次総合計画に明記されているまちづくり市民委員会を設置し、市民の市政への直接参加の機会を充実し、市民目線から夢や希望あふれるまちづくりの提案を練り上げていただくべきではないか」と質問しました。答弁は「自治基本条例を策定し、その中で市民がまちづくりについての学びや意見交換、また行政へ市民提案ができる組織として、まちづくり市民委員会の設置や運営について検討を進めていきたい」というものでした。ではその後の検討状況はどうでしょうか、また、現在、検討中の市民参加条例との関係で、まちづくり市民委員会のあり方をどのようにお考えでしょうか、お聞きします。
 「まちづくり市民委員会」については、第4次総合計画策定に当たって、市民との協働による総合計画づくりを推進するために設置された「市民まちづくり会議」から提案をいただいたものです。「まちづくり市民委員会」が設置されることにより、市民や行政などが、まちづくり活動を進めていくうえでの問題点や課題を相互に交換・共有できる場になることと、市のまちづくりの方針について議論・検討する場になるという役割を果たしていくこと、また、まちづくり活動をしていくうえでの行政の支援のあり方や市民視点からのまちづくりの提案の場になることで、協働のまちづくりが推進されるということが期待されると考えています。本市では「まちづくり市民委員会」を設置していませんが、今年度から検討している市民参加条例の中で、規定すべき市民参加手続の手法として、意見交換会や公聴会などの設置を検討しています。また、常設型ではありませんが、無作為抽出で選ばれた市民にまちづくりの課題などについて話し合っていただき、そこで出された意見や提言をまとめ、行政の施策に活かしていこうとする市民討議会についての設置も検討しています。今後もより多くの市民の声を聞き、市政に取り入れるための具体的な仕組みづくりをしていくとともに、岩倉らしい市民が主体のまちづくりを推進していきたいと考えています。

②岩倉の未来や夢を語る場を
 第4次総合計画は、自治基本条例の制定、市民参加条例の検討と大きな課題を背負いながらの前半4か年であったと思います。総合計画の中間見直しにおいては評価と検証が行われ、後半への羅針盤としての方針が打ち出されるものと思います。「まちづくり市民委員会」が持つ機能は、まちづくりについての学びの場、市民目線からのまちづくりの提案を練り上げていく場であると期待しておりましたが、市民参加条例という新たなステージの上では、様々の方法で市民参加が具現化され、そこでの意見や提言を施策に活かしていくという新たな展開の中で「まちづくり市民委員会」は設置しないという答弁であったと思います。そのことは新たな展開のなかでは止むを得ないことかなと思いますが、それとは別に市民がのびのびと岩倉の未来や夢を語る場があってもいいのではないか、ということで提案をさせていただきます。岩倉の過去や現在のことは教えたり、知らせたりすることはできても、岩倉の未来や夢についてはどうでしょうか。これからの岩倉の未来を語り、夢を語ることが大切と思います。第4次総合計画を語っても、平成32年度までの目指すべき姿でしかありません。後5年後のことでしかありません。「岩倉の未来はこうしたいね」「こうあってほしいね」という未来予想図を子どもたちや市民が語る「未来や夢を語る場」があってもいいのではないかと思います。未来や夢を語るなんてワクワクするとは思いませんか。自治基本条例第8条第3項は「市長は、市民の夢を育て、実現する存在でなければなりません。」と定めております。こうした「未来や夢を語る場」についてのお考えを市長にお聞きします。
 平成20年に制定した子ども条例は、すべての子どもたちは未来の社会を作っていくかけがえのない宝である、子どもが元気の育つことに喜びを見出して、子どもたちが小さなまちから大きな夢を描けるように、子どもの権利を尊重し、また岩倉市が子どもに優しいまちになるということを宣言しております。また、そのためには大人が子ども一人一人に権利があることを理解し、子どもが様々なことを学び、活動することができる機会を確保して、子どもと直接向き合い、優しいまちの実現に向け、進んでいくことが必要と規定しております。子どもは自分の思ったこと、自由に考え、様々なことに挑戦できる存在です。検討中の市民参加条例でも、市民討議会や公聴会など具体的な市民参加の手続きや方法などを検討しておりますが、より良い市政、また将来、未来のためを考えた場合、議員から提案があります、子どもたちを含めた岩倉の未来や夢を語る場は大変いいことだと思います。ぜひ研究・検討させていただきたいと思います。

(2)ニセ電話詐欺被害の防止のために
 この問題については、私は平成24年3月定例会と平成26年9月定例会で取り上げさせていただきました。本議会においても木村議員が身近に起きた事案として取り上げております。オレオレ詐欺を含むニセ電話詐欺の問題認識は共有できているので、くどくど聞くまでもないと思いますので、単刀直入にお聞きします。視覚に訴えるものとして電話機に注意を呼びかけるシール状のものを貼ってもらうよう市民に提供し注意喚起を促してはどうでしょうか、予算常任員会でも担当から「シール状のようなものの配布を研究したい」という答弁がありましたので、考え方をお聞きします。
 全国的に多額のニセ電話詐欺被害が発生しており、本市でも昨年1年間で2件の被害があり、ニセ電話詐欺を始めとする特殊詐欺被害防止の啓発活動を行ってまいりました。犯罪撲滅啓発において、啓発用ハンドタオルの配布や迷惑電話チェッカー制度の周知を図っております。ご提案のありましたシールは、実現のしやすい効果があるものと思います。積極的に進めていきたい。固定電話に「振り込まないで振り込み詐欺。振り込む前に相談を」というシールがあり、江南防犯協会が振り込め詐欺防止の啓発で1回行ったことがありますが、浸透しなかった。今回、市の方で35万円の消耗品の予算の中で、今年は積極的にやっていきたい。効果を上げるためには、どこに置くのか、確実に相手に伝わってシールを貼ってもらえるか、必要なところに届くよう検討していきたいと思っております。

(3)一戸一灯運動の推進について
 この提案については、平成24年6月定例会で取り上げております。犯罪を防止するには町を明るくすることであると思います。犯罪者は、光や音、人の目を心理的に嫌い、とりわけ防犯灯や玄関灯などに照らされた場所での犯罪行為を避けると言われております。現在、防犯灯のLED化への取替がほぼ終了しているようで、LED防犯灯は従来のものより明るく、以前は防犯灯と防犯灯の間は暗かったですが、取り替え後は改善されたと思います。しかし、行政が行うことには一定の限界がありますので、市民の力、地域の力で補完することが必要ではないかということから、一戸一灯運動の推進を市民に呼びかけるよう提案させていただきました。答弁は「一戸一灯運動の推進は効果があると言われており、進める価値がある。検討して進めていきたい」とのことでした。私は個人的に発行している通信に、一戸一灯運動の推進やニセ電話詐欺を注意喚起する記事を載せておりますが、個人で行うにも限界があります。一戸一灯運動を行政としてどのように推進していくのか、その進捗状況はどうでしょうか、お聞きします。
 一戸一灯運動につきましては、24年9月に質問をいただいております。その時は「検討して進めたい」と答弁しております。その後、玄関灯や門灯の点灯時間は平均して4~5時間と思いますが、家庭に負担をかけることもあり、実現に向けて積極的に取り組みをしておりませんでした。玄関灯や門灯は防犯灯と同様の効果が得られることは、市にとっても、市の公費で進めるものにプラスして市民の皆さんが実施していただけることは有益なことであることは間違いないと思います。先進事例もありますので、効果も確かめながら、市民の皆さんへ協力を呼び掛けていくことで回答させていただきたいと思います。

まとめ これからは行政がすべて抱え込むのではなく、行政が行うこと、市民の皆さんにお願いすること、地域でできること、多面的な方法がありますので、素直に市民に問題提起し一緒に考え、行動する、そういうステージに移っていくだろうと思いますので、よりよい市政に向けて更に前進していただくことを要望としてお伝えさせていただきまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
  

Posted by mc1397 at 21:56Comments(0)TrackBack(0)